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November 07, 2006

取材+楽茶碗

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以前、千宗屋さんのご紹介で「和楽」のインタヴューをいただいた橋本さんとふたたび仕事でご一緒。来年創刊される雑誌の取材だ。家についての本で、なんだかむさくるしい我が家に来てインタヴューと撮影をしていただくのは気が引けたものの「橋本さんならいいか」と腹をくくった。自分のプライベートを外へ出すというのは恥ずかしくない訳がないもので、しかも見せられるような代物ではないと思っているものだから、「あの、こんなんで良いんですか・・・?」という気になった。写真家が先日「PLANTED」でご一緒した森本さんで、これもまたいらした瞬間に「エ?そうだったの」という微妙な縁というか驚きを感じた。つながりとはそんなものだ。取材は極めておもしろかった。インタヴュアーの咀嚼がインテリだからだと思う。これはお世辞ではない。僕の稚拙なワードをアカデミックに系統立ててくれる。二回目だが毎度恐れ入る。とまぁ、ひとしきり取材を終えて、千さんが三井記念美術館「赤と黒の芸術:楽茶碗」にて出展の解説をしてくださるというものだから「なんと贅沢な!」という気分で赴く。写真集で拝見する銘品の数々がこれだけ一同に介するというのは千さん曰く極めて稀なのだそうで、しかも解説していただく方が本家本元なのだから、なにがなんだかわからない至福の時間でした。個人的には長次郎の全作品はすべて別格、とりわけ「無一物」「大黒」「ムキ栗」「あやめ」「利休」が非常に好み。三代道入「白楽葵紋茶碗」、五代宗入「独楽」、七代長入「寿老人」、八代得入「赤楽筒茶碗」、九代了入「白楽筒茶碗」、十五代吉左衛門「赤楽茶碗」が好きでした。別件として光悦「村雲」も自由で良かった。この展示は見逃さない方が良いと心から思います。

投稿者 isao tsuge : November 7, 2006 10:25 PM