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December 07, 2005
闘争と逃走
凶悪犯罪や巨悪犯罪が連日多発し、前日の凶行の重みすら忘れ去られてしまう今の日本は、憂うには遅すぎる悲しい国に成り下がっている。普通とは思えない人間の闇を見続けているとそれが他人事ではない気もして来る。もしかすれば身近に起る出来事かもしれず、自分の中にも同時代を生きる同じ国民としての恐ろしいDNAすら感じることもある。犯罪を起こそうというのではない。どんな人間も善悪を丸ごと抱えながら、それを律し、判断し、生きている。あまりに恐ろしく否定的な出来事ばかりが五感を突つく社会が、時には知らぬ間に次の悪を引き起こす場合もある。これほど悪が溢れ、情報が溢れる中に身を置く時、その情報に対して「闘争」という立ち向かい方だけでなく、「逃走」という立ち向かい方すら必要なのかもしれない。すべての耳を塞ぐべきではない。しかしすべてを受け容れることも出来ない。そんな時、必要な時間をどのような情報に割き、どのような精神状態をつくろうと努力するのかは僕らにとって必要でいてポジティブな自己防衛なのかもしれない。悲しい出来事も知る義務がある。しかし喜びも感じる必要がある。今はすこし異常だ。このままいけば闘争も逃走もできなくなるかもしれない。その前に心に強度を持たせなければ生きて行けない。
投稿者 isao tsuge : December 7, 2005 11:53 PM